SUR高2夏期特別講座
熱で読み解く
世界のしくみ
物理と化学をつなぐ視点
＜無料/１日完結＞

この夏、物理と化学の「なぜ？」を探求し、思考の翼を広げよう。
SURの特別講座では、問いを深く考えることで、知識がつながり、新しい視点が生まれます。
いつもとは少し違う学びに、触れてみませんか？

講座概要

物理 熱力学で読み解くエネルギーの行方

「なぜ熱は冷たい方へと流れるのか？ なぜ効率100%のエンジンは存在しないのか？」一見当たり前に思える現象の背後には、深い物理法則が潜んでいます。保存されるはずのエネルギーは、なぜ“使える形”では失われていくのか？高校物理で触れる熱力学を出発点に、永久機関の不可能性やカルノーサイクル、そしてエントロピーという概念を数式を通して解き明かし、宇宙や生命にまでつながる熱力学の奥深い世界をのぞいてみましょう。

前提知識：

高校物理における、「仕事とエネルギーの関係」「熱力学第一法則」の基本的な理解

講師：恒松（SUR天王寺校 高2、高3物理Hクラス担当）

物理って、何をしているのかまだよくわからない――そんな人にも来てほしい講座です。「冷めたコーヒーは自然に温まらないのは、なぜ？」そんな問いからスタートして、エネルギーってそもそも何？　熱ってどうやって仕事に変わるの？といった、学校の授業ではなかなか触れられない“しくみの根っこ”に踏み込んでいきます。
カルノーサイクルや熱効率の計算を通して「なぜ100％にはならないのか」を体感し、そこからエントロピーという不思議な量が登場します。最後には、宇宙がどう変化していくのか、生命はなぜ存在し得たのか――そんなスケールの大きな話にまでつながっていきます。
一杯のコーヒーから、宇宙の未来まで。熱とエネルギーの「見えない流れ」を感じ、学ぶことで、世界が少し面白く見えてくるはずです。

化学 熱化学で読み解く反応の行方

「目に見えない分子たちは、なぜ自ら動き、反応を進めるのか？」気体の法則から一歩踏み込み、化学変化のエネルギーの出入りを読み解く熱化学の世界へ。反応を駆動するものとは、一体何なのだろうか？統計熱力学の視点も取り入れつつ本質を探っていきます。自発反応の方向について新たな視点をもつことによって、化学現象をミクロとマクロの両面から捉え直します。

前提知識：

高校化学における「理想気体の状態方程式」

講師：浜中（SUR天王寺校 高2化学Hクラス担当）

この反応は勝手に進むのに、こっちはどうして進まないんだろう？」
「エンタルピーやエントロピー、自由エネルギーって何？」
化学を学んでいると、そんなモヤモヤに出会うことはありませんか？
熱化学は、計算はできても、式の意味や概念の理解があいまいな人が多い分野。でも、その裏にある“しくみ”を知れば、化学がちょっと面白く見えてくるはずです。
この講座では、反応が進む理由を「論理的に説明する考え方」に触れ、現象の”しくみ”を少し深く覗いてみます。
筋道を立てて理解することが、「暗記化学」から一歩抜け出すヒントになるはずです。
化学を”しくみ”から理解したい高2生の皆さんの参加をお待ちしています。

お申し込み方法

会場

SUR天王寺校（天王寺駅徒歩2分）

よくある質問

Q普段SURに通っていなくても参加できますか？

Aはい、どなたでもご参加いただけます。

Q高２生ではないですが、参加できますか？

A前提知識の理解が必要にはなりますが、意欲のある方の受講は歓迎します。